本学工学研究院物質工学研究系 竹中繁織教授(バイオマイクロセンシング技術研究センター・センター長)は、九州歯科大学 冨永和宏教授との共同研究において口腔癌の簡易診断を目指した電気化学的テロメラーゼアッセイ法を開発しました。
現在、テロメラーゼと呼ばれる酵素ががんに特異性の高いマーカーとして世界中で注目されており、TRAP法と呼ばれる癌診断が開発されています。しかし、酵素の不安定さと検出手法の煩雑さ(PCRとゲル電気泳動が必須)と5時間近くの測定時間から実用化レベルの診断法にはなっていませんでした。
この診断法を用いれば、わずか30分程度で80%以上という高い正診率で癌診断を行えることが明らかとなりました。
本研究は、本学と九州歯科大学との歯工学連携成果の一つであり、Clinical Chemistry誌(2011年インパクトファクター 7.905)に発表しました。
世界初!PCRとゲル電気泳動法を必要としないがん診断法を実現
台湾科技大学の教員が飯塚・戸畑の2キャンパスを訪問
平成24年12月25日(火)、26日(水)の2日間、国際交流協定校である国立台湾科技大学より、5名の先生方が飯塚キャンパスと戸畑キャンパスを訪問されました。
同大学とは近年、教員と学生の相互訪問等の交流を活発に行ってきています。今回の訪問では、本学の研究施設等を案内すると共に、相互に提案や意見交換を行い、両大学の教育研究の連携をさらに深めていくことを確認しました。
本学に訪問いただいた高等学校(平成24年12月)
平成24年12月に来学いただいた高等学校は次のとおりです。ありがとうございました。
◎12月4日(火) 福岡県立田川高等学校 1年生33名
・大学説明 黒島先生(機械知能)
・施設見学 白土研究室 白土先生(電気電子)
センシングシステム研究室 脇迫先生(総合システム)
◎12月11日(火)福岡県立糸島高等学校 1年生79名
・模擬授業 廣岡先生(建設社会)
・大学説明 相良先生(機械知能)
・施設見学 プロジェクトラボラトリ 中尾先生(総合システム)
交通工学研究室 寺町先生(建設社会)
機能触媒創製工学研究室 横野先生(応用化学)
機能設計化学研究室 竹中先生(応用化学)
平成24年度 第2回 学生安全衛生連絡員講習会を開催しました
本学飯塚地区安全衛生委員会では、安全衛生活動に関する情報の周知徹底を図り、学生の安全衛生活動に対する意識の向上を図るため、学生安全衛生連絡員を各研究室から1名選任しています。
平成24年12月19日(火)、5月に実施した導入教育に引続き、学生安全衛生連絡員に対するフォローアップ教育を実施しました。今回の講習は、落合学医、新山安全衛生管理者が担当し、53名が参加しました。
安全衛生活動システムに学生を取り込む体制を取っている大学は、全国的に見てもあまり例がありません。この取り組みは、本学における安全衛生活動の中でも大きな柱であり、また学生への安全衛生教育の面でも今後大いに期待できると考えています。
本学留学生が「餅つき」を体験しました
Kyutech-IT Evening Seminar を開催しました
本学が推進する教育プログラムが 「特に優れた取組」 として選定されました
第4回奇想天外デザインコンテストを開催しました
本学情報工学部・情報工学府では、平成24年11月24日(土)・25日(日)、本学の学園祭である「工大祭」に併せて「奇想天外デザインコンテスト」を開催いたしました。
奇想天外デザインコンテストとは、目標にどう到達するかというhowではなく、いったい何を創ったらいいかというwhatを提案する本学学生対象のコンテストです。世界をリードする21世紀の人材を育成するには、与えられた目標への改良・改善の達成度を競う教育ではなく、「画期的なモノ」「-異質-なモ-ノ」などを創成させることができる教育をめざさなければなりません。超PBLとしての取り組みであるプロトタイピングの授業もこれを支えています。奇想天外デザインコンテストはこれを実現する方法の一つで、2009年度から開催しており、今回で4回目の開催となりました。
今回は、テーマ名「自転車のバスケットで冷蔵庫」が賞を獲得。表彰式は平成25年3月25日(月)の卒業証書・学位記授与式に併せて、飯塚キャンパスにて行われます。
コンテストの内容についての詳細は、奇想天外デザインコンテストHP、または下記の動画(You Tube)をご覧ください。
日本留学フェアにブース出展しました
第4回 エコ大学ランキングで本学が全国9位に!
地球温暖化対策に積極的に取り組む大学を選ぶ「第4回 エコ大学ランキング」(平成24年)にて九州工業大学が全国9位になりました。(昨年度は、全国12位)九州の大学で唯一、ベスト10入りを果たしました。
「エコ大学ランキング」はNPO法人エコ・リーグが毎年実施しており、全国の大学の現状を明らかにし、積極的に地球温暖化対策を行っている大学をランキングしたものです。大学の二酸化炭素排出状況、実践している地球温暖化対策、環境教育支援、学生との活動連携の調査を行い、その結果を集計してポイントによりランキングを決めています。
本学では、「光合成型太陽電池に関する取り組み」、「先端グリーンキヤンパスプロジェクト」をはじめとして、環境分野の教育・研究活動において積極的に取り組んでいます。
◆「先端グリーンキヤンパスプロジェクト」ラッピング自動車走行中!(平成23年7月8日掲載)
自由な形状に加工可能なタッチパネルスイッチを開発
平成24年度第3回 地域産学官連携勉強会を実施しました
本学産学連携推進センターでは、文部科学省大学等産学官連携自立化促進プログラム(機能強化支援型)「特色ある優れた産学官連携活動の推進」の採択を受けており、平成25年1月17日(木)、本プログラムの一環として、平成24年度 第3回地域産学官連携勉強会をステーションホテル小倉において実施しました。
今回は、文部科学省 科学技術・学術政策局 産業連携・地域支援課より工藤雄之大学技術移転推進室長を講師としてお招きし、「産学官連携によるイノベーション・エコシステムの推進~産学官連携の戦略的展開~」と題して講演いただきました。
産学官連携によるイノベーション・エコシステムの推進のあり方について提言されている科学技術・学術審議会 産業連携・地域支援部会 産学官連携推進委員会の報告を踏まえ、産学官の現況と文部科学省の産学官連携の具体的な施策についてご説明いただきました。
当日は、近隣大学、自治体等の産学連携担当者のほか、本学と協力協定を締結している金融機関をはじめとした関係者を含め多数の出席があり、皆、熱心に耳を傾けていました。
第1回 九州工業大学リサーチ・アドミニストレーターシンポジウムを開催しました
本学は平成24年度文部科学省事業「リサーチ・アドミニストレーターを育成・確保するシステムの整備」事業の「地域貢献・産学官連携強化」タイプに採択されたのを機に、URAを活用した体制の定着を目指しています。
本プログラムの一環として、平成25年1月16日(水)、「第1回九州工業大学リサーチ・アドミニストレーターシンポジウム」をステーションホテル小倉にて開催いたしました。
当日は全国の大学のURA関係者や地元行政、企業の皆様など定員を上回る101名の方にご参加いただき、活発な議論が行われました。
◆本学 リサーチ・アドミニストレータションセンターのHP でも、詳しい内容を掲載しています。
韓国交通大学校から学生訪問団が来学
本学学生が中国揚州大学にて中国語学習・文化体験研修を実施しました
川口淳一郎教授による講演会を開催しました
平成24年度事業開発ビジネス講座(第1回目)を開催しました
平成25年1月24日(木)16時から、西日本総合展示場新館会議室にて「平成24年度事業開発ビジネス講座」(主催:本学、共催:西日本シティ銀行)の第1回目の講義を実施致しました。
第1回目は、経済産業省大学連携推進課長 佐藤文一氏を講師に迎え、「産学連携への期待」と題して講義が行われ、企業、大学関係者等約70名が受講しました。講義では、今までの産学連携活動の歩みを振り返るとともに、今後のイノベーション創出活動の方向性について示唆に富んだお話を頂きました。
次回(第2回目)の開催日は、2月6日(水)16時からです(受講料:無料)。
◆第2回講座(2月6日(水)開催):「環境変化と地域中小企業の戦略行動」広島大学 井上善海教授
お申込み方法等詳細は こちら をご覧ください。
飯塚キャンパスにおいて映画撮影が行われました
平成25年1月10日(木)、本学飯塚キャンパスおいて、アジア太平洋こども会議・イン福岡25周年記念事業である「空飛ぶ金魚と世界のひみつ」の映画撮影が行われました。
寒空の下ではありましたが、天候にも恵まれ無事に撮影は終了しました。
◆映画公開日程等は「アジア太平洋こども会議・イン福岡」サイトでご確認下さい。
総合システム工学PBL成果発表会を開催しました
平成25年1月22日(火)、戸畑キャンパス内C-3C講義室において「総合システム工学PBL成果発表会」を開催いたしました。
今回は、3月4日(月)開催の工学部PBL合同成果発表会に出場する、総合システム工学科の代表2チームを決定する選考会を兼ねており、3年生9チームが、年間を通して取り組んできたプロジェクトについてプレゼンテーションを行いました。発表後には活発な質疑応答が繰り広げられ、教育および学生の評価点による選考の結果、次のプロジェクトチームが代表となりました。
●「物理学で謎を解明し、新しい知見を得よう」
●「バングラデシュの人々に役立つWebサービス」
◆九州工業大学PBLのHPは こちら
◆九州工業大学プロジェクト教育のフェイスブックページは こちら
FD研修会を開催しました
平成25年1月30日(水)、戸畑キャンパスにおいて、高校・大学・産業界で、「理系の若者を教育する」共通体験を有し、教育上の留意点や有効なメソッドなど、情報を共有することを目的として、企業の人事・教育担当者、SSH(スーパー・サイエンス・ハイスクール)を担当されている高校教員および本学の大学院工学府・工学部教育方法等開発室の3者を交えたFD研修会を開催いたしました。
研修会の前半は、教育上の諸課題、企業における社内研修に関する情報について情報交換を行い、後半は工学系(理系)大学教育に望むものとして、それぞれの立場から活発な意見交換が行われました。
*FD(Faculty Development)とは
教員が授業内容・方法を改善し向上させるための組織的な取組の総称
注)中央教育審議会「我が国の高等教育の将来像」答申(平成17年1月)
※イギリスではFDを含有する意味としてSD(Staff Development)を用いる事が多い